2014年4月12日土曜日

画像処理・中級編 第8回の報告

1.日 時: 4月10日(木) 13:30~16:15
2.場 所: 美園地域センター
3.参加者: 18名(世話人・講師・サポーター含む)
4.講 師: 山口 淳子(レタッチ関係)
                         岡戸 洋祐(写真加工術)

<<学習内容>>

1.レタッチ関係

(1)「ホワイトバランス」を使った画像の自動補正 

          (ステップ31)
             ステップ26の赤みがかったモデル画像を開き、
             メニューバーの「色」から「自動補正」→
           「ホワイトバランス」をクリックすると画像が
              補正され素晴らしい色合いの画像に自動的に
              修正される。
     また、ホワイトバランスとは?の説明もあった。


  
(2)補正に使うツールの「位置合わせ」の設定変更と

           その差異(ステップ30)」
            ツールボックスの「修復ブラシ」等を選択する。

            そのツールオプションの「位置合わせ」タブの
            ▼をクリックすると①なし ②揃える 
            ③登録されたもの ④固定 の4種のオプション
            ある。
   この「位置合わせ」とは、コピー元に登録した

           画像をコピー先にどのように描き出すかを決める       
   ものですが①~④を選択することによって、夫々
   描かれ方の違いを実践勉強した。
   具体的には、ステップ26の赤みがかった

           モデル画像を元画像として、キャンバスサイズを
   変更し、その横に余白部を作り、元画像の一部
           又は全体を囲む為ブラシサイズを適宜変更し、       
   「Ctrl」キーを押しなが 画像中のコピー場所を
   クリック
   上記①、②及び④の3種のツールオプション毎に、

   コピー先の余白部に描かれる画像の描かれ方の
   違いの勉強。
   併せて、③の場合は、コピー先として別のレイヤー、   

   又は他の画像上にコピーして描く方法を勉強した。


   

   この機能を使うと、好みの画像をコピーし、異なる
   画像上に淡い画像として貼り付けられるなど、
   非常に有用なレタッチ技術となります。

2.新しい写真作品を作る加工術(ステップ34)
  テーマ:「トイカメラ」風加工で作る味わい深い

  写真作品作り
  トイカメラとは、数千円の安価なカメラですが、
  一般的なデジカメと比べて、独特のゆがみ、ぼけ、
  変色が生じ、画像次第では味わい深い写真になる。
  実際のトイカメラ画像を数例紹介後、横浜中華街の

  画像を利用して
  ① 写真の色を平坦にぼかすよう「フィルター」→

    「選択的ガウスぼかし

  ② 色メニューから「彩度」をあげる

 
  ③ ②を新しいレイヤー上に複製し、「フィルター」

    →「ガウスぼかし」→ぼかし半径を適宜変え、
    写真全体をぼかす
 
  ④ ③の画像をメニューバーのレイヤーから

    「レイヤーマスク→追加」を選択
    (レイヤーマスクとは、一部を透明や半透明に

    する機能)

  ⑤ ブレンドツール→グラデーションのオプション機能    

    を適宜選択し、画像の中心から下へドラッグ

  ⑥ ⑤の画像をよりトイカメラ風にする為

    (露光不足にして、縁部を淡い黒色にさせる)、
    レイヤーの不透明度、オフセット値などを変えて
    中央から写真の角までドラッグすると、

    画像の中心部が①の画像に、その周りが③の
    画像となり、4角部が淡い黒色の画像となり、
    半完成。

  ⑦ よりトイカメラ写真らしく仕上げる為に、

    新レイヤー上に独特の色みを加え
    (今日は黄緑色)、夫々レイヤーモードと
    不透明度を変えて完成。
     報告者  岡戸 洋祐


   岡戸さんの芸術的雰囲気のある 作品です。
下の元画像と比べて見てください。
トイカメラ風に加工すると素敵な、そして懐かしさを憶える作品が出来るのですね。

               元画像